銀賞:呉市(広島県呉市)

産業観光の活用の経緯と現状

呉市では,これまでも造船所や製鋼所の工場見学を模索してきたが、見学者の安全確保等の問題から、定期的、継続的な実施に至らなかった。 海上自衛隊においては、15年以上前から第1庁舎や艦艇の一般公開を実施しているが、最近の複雑化する国際情勢等により、自衛隊を取り巻く環境と 国民の視線が厳しさを増していた。このような状況の中で、新しいグルメとして「呉海自カレー」事業を展開したいという呉市からの提案に対して、 自衛隊艦船の調理長自らがレシピを伝授することや、それぞれの艦長が店舗に出向いて行われる試食会で合格して初めて認定書を出すといった海上自衛隊の 全面的な協力を得られたことが、この事業を実現させ、成功に導いたと考えられる。
海上自衛隊を「産業」として捉えることに対しては、さまざまな意見があると思われるが、呉基地には約6300人の隊員が所属し、その家族まで含めると 約1万3300人が生活しているという現状から、市としては、市を支える大きな産業であると考えている。

評価

・海自と地域のレストランの厨房を連携させた取り組みが実にユニーク。横須賀・舞鶴・佐世保といった旧軍港との連携の取り組みも素晴らしい。
・大和ミュージアム、てつのくじら館は魅力的な資源であり、集客も安定している。
・呉の旧海軍工廠から受け継ぐ造船、鉄鋼、機械などの産業との連携強化による産業観光の展開にも期待したい。

旧呉海軍工廠造船部

<旧呉海軍工廠造船部>

呉海自カレー

<呉海自カレー>

艦艇一般公開

<艦艇一般公開>

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